:オープンソースJavaに関するわずかな最新情報


 カンファレンスの後、SunはオープンソースJavaに関する最新情報を伝えるために報道関係者をWホテルに招いた。そこにはSunの重役が実に 3人も揃っており、Javaオープンソースとしてリリースする漠然としたロードマップがあること、および最初の部分的なリリースが2006年末に予定されているというニュースを発表した。

 Sunのソフトウェア担当上席副社長のリッチ・グリーン氏、Javaプラットフォーム・グループ副社長のローリー・タルソン氏、およびクライアント・システム・グループ副社長のアラン・ブレナー氏がそれぞれ立ち上がり、われわれがすでに知っている多くの事柄――NetBeansがダウンロードされた回数、OpenSolarisの人気の高さ、Sunがオープンソース戦略を推進する理由など――について語った。

 発表の主旨は、Sunが2006年から2007年にかけてJava CとHotspot VMオープンソースとしてリリースするということだった。

 しかし、まだ明らかになっていないことがある。Sunはライセンス、すなわち管理モデルを選択しておらず、Javaのどの部分が最初にオープンソース化されるかを発表できないのだ。SunはJavaの一部を2006年にリリースする予定なので、それはGNU一般公有使用許諾契約書バージョン3 (GPLv3)が必然的に除外されることを意味するのかとわたしは質問した。GPLv3は2007年までリリースされないからである。Sunの重役たちは、その確約すらしなかった。

 運が良ければ、残りの数日で、LinuxWorldに参加しているほかのオープンソース企業からもう少し多くのニュースが流れてくるだろう。カンファレンスはいよ
いよ今日から本番だ。展示会場は今日の午前10時に開く予定で、ラリー・レッシグ氏による朝の基調演説から始まるセッションや講演が盛りだくさんに予定されている。