次世代ゲーム機戦争、北米の覇者はソニー――Yankee Group予測


Microsoftがいち早くXbox 360を投入したものの、北米ではプレイステーション 3PS3)が僅差でトップに立つと予測されている。

 北米の次世代ゲーム機戦争を制するのはソニー――米Yankee Groupは8月16日、このような予測を公表した。

 同社は「Can Sony Hold Off Microsoft as Video Game Consoles Emerge as aPlatform for Digital Distribution?」というリサーチノートの中で、Microsoft任天堂との激しい競争はあるものの、北米ではプレイステーション3PS3)が僅差でトップに立つと予測している。

 MicrosoftXbox 360PS3よりも早く投入したが、第3世代ゲーム機の市場が成熟するのは2011年であり、そのころにはPS3が市場リーダーになっているだろうと Yankee Groupは述べている。

 同社の予測では、2011年までの北米でのPS3累積販売台数は約3000万台で、第3世代ゲーム機の累積販売台数の44%を占める見通し。 Xbox 360は約2700万台でシェア40%、Wiiは1100万台でシェア16%と予測している。

 同社は、次世代機は価格が高めなために、全体的に現行世代のゲーム機(PS2XboxGAMECUBE)より販売台数が少ないだろうとも述べている。

 また、MicrosoftXbox 360を最初からPS3よりも安価に設定した上、2007年春およびそれ以降に大幅な値下げができる態勢にあり、PS3に大きな価格圧力をかけてくるだろうとも同社は予測している。