Gmailが国内でも登録制に移行した。日本はオーストラリア、ニュージーランドに続き、3番目の移行となった。


 2.7GバイトのWebメールサービス「Gmail」が、8月23日付で登録制に移行した。無料のGoogleアカウントを登録すれば誰でも利用できるようになる。Googleによれば先週からオーストラリア、ニュージーランドでも登録制に移行しており、日本での移行はそれらに続く3番目となる。


 Gmailは、2004年4月1日に始まったサービス。開始当初は1Gバイトの容量だったが、いまでは2.7Gバイトまで拡大した。これまでは招待制のサービスで、すでにGmailを利用しているユーザーから招待状を受け取らない限りは利用できなかった。8月23日付で登録制に移行したが、従来と変わらない機能が利用できる。

 米国やヨーロッパでも、まだ登録制は導入されていない。Googleによれば「最終的には、どの言語でもどの国でもオープンにしたいと思っている。まずは第一歩として日本、オーストラリア、ニュージーランドの3国からスタートした」という。また、欧米では携帯電話から申し込んだ場合は、招待状不要で登録できるようになっている。国内携帯電話からの登録に関しては「リクエストをよく頂戴しているので、前向きに検討したい」と答えた。

 なお、一部で登録制のスタートとともに「ベータの表記がはずれるのではないか」との憶測もあったが、Googleでは「日本のユーザーからの意見をいただき、引き続き改善していきたい」としている。