Zuneは東芝製――MSが認める

Podのライバルとして最初に登場したgigabeat東芝が、Zuneの製造を担当する。

 Microsoftは8月25日、日本の電機メーカーである東芝が、市場をリードするApple Computerに対抗する次期ポータブルメディアプレーヤーとしてMicrosoftが投入する「Zune」の製造を担当することを明らかにした。

 MSの広報担当者は、東芝が米連邦通信委員会FCC)に携帯オーディオプレーヤーのZuneを申請したことを認めた。Zuneは今年中に発売予定。

 この申請により、このデバイスは3インチの液晶ディスプレイ、30Gバイトのハードディスク、無線接続機能を持つことが判明している。

 Microsoftはそれ以上の詳細を明らかにしなかったが、「2週間以内に」さらなる情報が出てくると述べた。東芝からのコメントは、すぐに得ることができなかった。

 世界最大のソフトウェアメーカーであるMicrosoftAppleメディアプレーヤーiPodと音楽ストアのiTunes Music Storeのそれぞれに引き離されており、その距離を縮められないでいる。

 市場調査会社のNPDによれば、デジタルメディアプレーヤー市場におけるiPodのシェアは過半数で、iTunesは米国のデジタル音楽販売において70%以上を占める。同社の調べでは、米国のデジタル音楽プレーヤー市場におけるiPodのシェアは75%以上に達するという。