KDDIは、8月28日に発表したauの秋冬モデルに搭載するフルブラウザ「PCサイトビューアー」において、最新バージョンとなる「バージョン 8.5」を搭載することを明かにした。

 「PCサイトビューアー」は、携帯電話でパソコン向けのWebサイトが閲覧できるOpera製の組込向けブラウザソフト。28日に発表した12 モデルでは、三洋製の「A5522SA」を除く、CDMA 1X WIN端末11モデルにプリセットされる。新バージョンとなる8.5は、シャープ製の「W41SH」を除く、CDMA 1X WIN端末の10モデルにプリセットされ、W41SHは従来の「バージョン8.0」となる。

 新たに、アプリ上からEZwebへの切り替えられる機能や、逆にEZweb側からPCサイトビューアーを起動するといった連携が図れるようになる。また、コピー機能なども用意され、Web閲覧中にテキスト部分をコピーして、クリップボードに保存できるようになる。スクロールスピードが向上するなど、全体的な操作性もアップしており、28日に体感してみたが、従来よりもさくさく動く印象を受けた。

 なお、既存端末のユーザーが新バージョンに更新することはできない。今後発表される端末には、バージョン8.5以降がプリセットされる予定だ。